まだまだ凝っている、宮部みゆきシリーズ。
この「堪忍箱」は、本来は大事件になるようなことを、本当にサラッ
と書いています。小説の下書きのような、構想だけをメモしたような。
「えええっ、これだけ?」と、びっくりします。もったいない気も…。
でも宮部さんが大切にしているのは、事件や謎解きじゃなくて、こう
いうせつないような日常の中の人の「思い」なのですよね。
同じタッチのものをたくさん集めているということは、意図的なので
しょう。すごい作家だと、思いました。
2005-11-25 13:49
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堪忍袋、にょろも読みました。ちょっとあっさりしてますよね。
でも、宮部作品の短編、好きです。
by にょろ (2005-12-02 19:29)
宮部さんの短編、よいですよね。
短いながらにドラマがあって…。
暇があると、チョコチョコ読んでます。
by ラブ (2005-12-03 08:13)