ファミリー・ツリー＆アーティスト＆（500）日のサマー＆過去のない男

「ファミリー・ツリー」。
いつも軟派な役の多いジョージ・クルーニーが、真面目なパパ役をやっています。
奥様が亡くなって子供達との絆を取り戻す…というのは、ちょっと「幸せへのキセキ」
に似た感じです。でもこちらの奥様は、よいママではなかったようですが。

シリアスで暗いお話のはずが、ハワイの温かいムードの中でよい意味で薄められて、最
後まで落ち着いて見ることができました。











「アーティスト」。
フランス映画ですが、サイレント映画時代のハリウッドを舞台にしています。
アメリカ映画では、逆にもうこういう雰囲気は出せないかもしれません。


非常にオシャレな映画です。トーキーになった時の一瞬と、最後にしか声が出ません。
台詞をしゃべらなくても、これだけ雰囲気で映画が楽しめるのは新鮮でした。











「（500）日のサマー」。
純情な青年役のジョゼフ・ゴードン＝レヴィットが、たぶん女子は皆嫌いだよなぁ…と
いうサマー（ズーイー・デシャネルが演じてます）に振り回されるお話です。
まだ「インセプション」や「ダークナイト ライジング」に出演する前なので、初々しい
感じがしますね。


作品としては、なかなかオシャレな構成です。コメディーでもあり、青春ドラマでもあ
り、かと言って繊細な部分もあり、気に入りました。










男性、だらしないなぁ…という映画3連発でしたが、最後は「過去のない男」。
2003年公開のフィンランド映画です。フィンランドって、こんなに貧しい国なの？、
犯罪国家なの？と、ちょっとびっくり。かなり前の時代の設定なのでしょうか？


暴漢に殴られて記憶喪失になった男性が、淡々と生活し恋をするお話。
結局この男性もダメダメな人だったのですが、暗い日常が彼女のおかげで明るくなって
いくのには救われます。