オズ はじまりの戦い＆ウォールフラワー＆ペネロピ＆ローマ法王の休日

「オズ はじまりの戦い」。
オズの魔法使いが、どうしてオズの国にやって来たのか…というお話です。
オズの国の映像がムチャきれい！


オリジナルのオズの物語では、西の魔女と東の魔女の姉妹は最初から悪い魔女な
のですが、この映画では西の魔女誕生に切ない女心が関わっていた…というお話
になっています。そしてこの後、ドロシーがかけた水で溶けるんですよねぇ。
そう思うと可哀想だな、セオドラ。











「ウォールフラワー」。
いじめられっ子で友達がいない高校生が、いろいろな出会いを通じて大人になって
いく…という映画。よくある青春ストーリーなのですが、学校生活と恋、SEXなど
の材料に加えて、ドラッグ、同性愛、自殺、精神疾患…などが取り上げられていま
す。先進国の若者は、どんどん生きにくくなってますね。かわいそうです。


ハリポタのエマ・ワトソン、頑張ってました。大人の女優さんとして、変わらなけ
ればいけない難しい時期なので大変そうです。











「ペネロピ」。
先祖にかけられた呪いのために、豚鼻で生まれてしまった資産家のお嬢さん。
さて呪いを解く王子様は現れるのか…。現代の童話ですね。


この女優さん「ニューヨーク、アイラブユー」の岩井俊二監督のお話の中に、オー
ランド・ブルームと出てた人だなぁ。鼻がかわいいです♪











「ローマ法王の休日」。
コンクラーベで選ばれた新ローマ法王が、重責のあまりパニックを起こして逃げ出
してしまうお話。ちょっと「英国王のスピーチ」に似ているのかなぁ…と思ったら
ぜんぜん違う展開で、衝撃のラストとなります。


喜劇なのか…と思いきや、バチカンや宗教に対する批判なのか、えっ？これって映
画にしていいの？とか、いろいろ考えさせられる内容です。私はクリスチャンでも
ないし、イタリア人でもないので、このあたりの絶妙な呼吸というのがわからず、
真のおもしろさは理解できませんでした。イタリア人だったらよかったのに…笑。
でもアメリカ映画とは、発想、根底に流れるものがまったく違うというのはわかり
ました。力作だと思います。