麗〜花萌ゆる8人の皇子たち 第22回〜第30回

「麗」の続きです。

「第22回」「23回」。
定宗となったヨは、第10皇子ウンの一族に謀反の疑いをかけ皆殺しにします。
辛うじて逃げ出したウンと妻のスンドクはヘ・スの茶美園で匿われます。スは第
14皇子のジョンの力を借りて、2人を抜け道から逃がそうとします。がその事実
を、ウンを探すソに打ち明けることができずにいました。やがてウンたちは見つ
かり、皇帝は自らウンに矢を射ます。


とうとうヨが皇帝になってしまいました。ウンとスンドク、やっと心が通じたの
に哀しい結末でしたね。

「第24回」「メーキング2」。
皇宮ではワン・ソが謀反の首謀者とその妻を殺した功績として褒美を貰い、遷都
のため皇城建設の監督を任されます。ソは皇帝の地位を狙っていると気づかれず、
ヘ・スに迷惑がかからないように、スと別れて西京へ旅立ちます。納得がいかず
哀しい想いをするス。2年後、ソや大将軍として転戦していた14皇子が都に戻っ
て来ます。皇帝の弓からスを守って怪我をしたソのため、ペガに頼んでスは治療
に向かいます。


ちょっと唐突な別れと、矢に射られそうになったヘ・スを助けるソを描いていま
すが、今回はちょっとよくわからなかったなぁ。必要性がなかった気がします。

「第25回」「第26回」。
ソは軍勢を率いて反乱を起こし、皇帝は遺言書を握りしめて倒れ亡くなります。
ワン・ソは第4代高麗皇帝になりました。パク・スギョン将軍が皇宮に嫌気がさ
して職を辞し、ペガは即位以来他人行儀になり、孤独なソを癒してくれるのはヘ
・スだけでした。一方ウクは、母からヨナ皇女を皇后にして一族を守ると告げら
れ、皇帝の座を諦めるように言われます。ヨナも皇后になることを宣言し、兄に
協力を求めます。


さらにバタバタと皇帝が変わりますが、ここでももうちょっと宮廷のドロドロを
描いてもよかったと思います。あっさりと時間が過ぎて、ソが皇帝になりました。
中国版の「宮廷女官 若曦」がなかなかの重厚さだったので、韓国版は軽過ぎて物
足りません。「花郎」同様、皇子たちのイケメンぶりがメインですね。

「第27回」「メーキング3」。
ソは、皇位継承の時に逆らったジョンの地位を剥奪し故郷へ帰します。折しも病
の皇太后はその事実を知ってさらに病状が悪化し、危篤に陥ります。臨終の時に
も皇帝は母に会わせず、「豪華な寺を建て、どれほど仲がよかったかという嘘を
流します。それが私の復讐です。」と告げます。第9皇子ウォンの指示で恵宗を
毒殺したチェリョンが、茶美園で捕らえられて撲殺の刑に処せられます。それを
見たヘ・スは失神し、激しくソを責めます。心労が限界に達したスは、ペガにジ
ョンへの伝言を頼むのでした。


「第28回」「第29回」。
ウクが献上した鷹がカゴの中で死んでいるのを見て、皇帝は謀反だと決めつけて
ウクを死罪にしようとします。実はこれは、ソとウォンの陰謀でした。妹の皇后
も納得づくで、母からの助命も聞く耳を持ちません。スは土下座をして許しを乞
い、蟄居の刑に減じてもらいます。そこへジョンが、スとの婚姻を願い皇宮を訪
れます。手には先帝の許可書を持っていました。ウクから自分とスの関係を聞い
たソは激怒し、ついにジョンとスの婚姻を許します。


ベガの恋人ウヒがなぜ死ななければならなかったのかが、ちょっとわかりにくか
ったですね。ソとどういう取引があったのか。サラッと終わってしまいました。

「最終回」「メーキング4」。
ヘ・スはジョンとの暮らしを始め、半年後にソの子供を産みます。死期が近い事
をわかっている彼女は、何度も皇帝に会いたい旨手紙を書いたり使者を送ります。
しかしジョンが文句を言っていると誤解した皇帝は、手紙を開封せずに放置。
ヘ・スは、そのまま息を引き取りました。哀しむソ…。


中国版の「宮廷女官 若曦」では若曦は流産してしまうのですが、ヘ・スは子供を
持ててよかったのかもしれません。どちらにしても哀しい話ですが、全編終了し
ました。DVDは後半メーキングが多くて、ちょっと飽きましたね。人気のある
俳優さんたちなので仕方ないですが。