ザ・ボーイズ2 新たな敵、正しい準備と計画、千人の剣士とともに丘を越えて、この世に類を見ないもの、行動の時、開かれた扉、発火、知っていること

相変わらずグロい&エロい「ザ・ボーイズ」のシーズン2です。グロさはパワーアップし
ているかも…ｗ。

「新たな敵」「正しい準備と計画」。
ホームランダーに殺された副社長のマデリン・スティルウェルに代わって、社長のスタ
ン・エドガーがヴォート社を牛耳ることになります。ブラック・ノワールは外国でスー
パーテロリストを退治し、ホームランダーはトランスルーセントの死を利用した対スー
パーテロリストのプロパガンダを展開していました。欠員ができたセブンのメンバーと
してエドガーはストームフロントを推薦しますが、ホームランダーは勝手に決めた彼に
敵意を持ちます。一方マデリン殺しの犯人とされたブッチャーたちは、指名手配犯とな
り潜伏しています。しかしヒューイは仲間に内緒で、スターライトと会っていました。


前シリーズからキミコという日本人の女性が登場するのですが、その弟という役者さん
の日本語が酷すぎます。韓国系のアメリカ人らしいですが、他に日本人の俳優さんいな
かったのかな。今だったら山Pとか、結構いけるかもしれないのに…。

「千人の剣士とともに丘を越えて」「この世に類を見ないもの」。
ホームランダーはベッカの家に居座り、息子のライアンと朝食を共にしています。息子
の能力を開花させたい彼は、ライアンに屋根から飛び降りるように命令しますが拒否さ
れ、突き落としてしまいます。ベッカは猛烈に抗議しホームランダーと口論になります
が、ベッカに手を上げようとした途端ライアンの目が光って飛ばされます。スターライ
トが入手したコンパウンドＶをマスコミにリークしたせいで、ヴォート社がヒーローを
子供の頃から作り上げた事実が全世界に暴露されます。ザ・ボーイズのメンバーはキミ
コの弟ケンジを捕まえて、一緒に海上にいました。フレンチーはキミコのため、彼と親
しくなろうとするのですが…。


「行動の時」「開かれた扉」。
クイーンメイブに、レズビアンネタで執拗に嫌がらせを続けるホームランダー。しかし
スーパーテロリストの巻き添えで村人を死なせてしまったことが動画で拡散され、人気
はガタ落ちになります。ブッチャーはベッカに一緒に逃げることを拒否され、自暴自棄
になります。遠くへ旅立とうと、叔母の家へ預けていた飼い犬と別れを告げるため散歩
をして叔母宅へ戻ると、ヒューイとマザーミルクが説得に来ていました。一緒に帰るこ
とを拒否するブッチャーでしたが、屋根の上にブラックノワールがいるのを目撃し皆で
逃げる計画を練ります。


「発火」「知っていること」。
ストームフロントたちによるスーパーテロリストの報道が激化し、毎日報道されるニュ
ースで心を蝕まれた青年が店舗でスタッフに発砲してしまいます。ランプライターを捕
えたザ・ボーイズたちは、ヴォートを糾弾するための公聴会の証人として彼に出廷して
もらうよう手配します。スターライトは裏切り者としてブラックノワールの攻撃を受け、
母親とともにタワーの施設に閉じ込められます。ランプライターの監視を任されていた
ヒューイは、スターライトが施設に幽閉されていることを報道で知り、ランプライター
とヴォートタワーに忍び込みます。


「発火」は聞くところによるとついにエロチックな場面に修正が入ったということです
が、見た目にはわかりませんでした。それだけこの「ザ・ボーイズ」が過激だという事
ですね。さらにトランプの自国主義の姿勢に対する批判、LGBT、環境問題などをおも
しろがって取り上げる人々やマスコミなどに対する強烈な風刺も入り「ザ・ボーイズ」
は家族関係や宗教も含めて、現代アメリカの縮図です。くれぐれも心のきれいな方は見
ないように…ｗ。

ブッチャー役のカール・アーバンは「ロード・オブ・ザ・リング」のエオメル役だった
そうで（髪の色がぜんぜん違ってわかりませんでした）、同じデネソール（ボロミアと
ファラミアの父）役のジョン・ノーブルが「発火」で父親として登場します。ちなみに
母親役は、「ダウントン・アビー」のパットモア役のレスリー・ニコルです。

そして一番怖いと思っていたホームランダーより、怖いストームフロント。さらに彼女
より怖いのは…ｗ。


映画.comの画像より