忍辱山円生寺 奈良

これは、リアルタイムの旅行記ではありません。休日自粛中です。

柳生街道途中にある、円生寺。


桧皮葺きの楼門。


名勝の浄土式庭園です。


平等院鳳凰堂などと同じ思想のもとに造られていて、正面から見ると池の向こうが
浄土を表し、本堂の阿弥陀様が拝めるようになっています。


受付の方に、ものすごく丁寧に解説していただきました。
本堂の阿弥陀堂は舞台付寝殿造りで、重要文化財です。


このカーブの美しさは、なかなか他にないそうです。


春日大社の遷宮の時に下げ渡された小さな春日堂・白山堂は、日本最古の春日造り
社殿として国宝に指定されています。


写真は禁止だったのでありませんが、この阿弥陀様は光背の美しさで教科書の写真
にもなっているほどだそうです。

円生寺のHPより。

取り囲む4本の柱には阿弥陀様が楽器を弾いたり、散華したりする様子が描かれて
います。丸い柱に描くには大変難しいそうで、珍しいとの事。

平成2年に再建された多宝塔には、運慶が25歳頃に刻んだ第一作の国宝大日如来の
レプリカが収められています。レプリカは金ピカで、緑の髪の毛という斬新なデザ
イン。本物の如来様は、新しい展示室に飾られています。




忍辱山円生寺→