ナルコス メキシコ編3 潜入捜査、花のように、ナルコ・ジュニア、グアダラハラ、共同戦線、新たなボス、ラ・ボス、最後のひと仕事、真実、戦いの日々

「ナルコス」のメキシコ編のシーズン3です。

「潜入捜査」「花のように」。
アマドは軍に捕らえられ、3ヶ月刑務所に入ることになってしまいます。出獄する
と、別れた妻の元にいた子供は病気で亡くなり、フアレスの組織もすっかり仲間の
アギラルが仕切っていました。考え方が異なるアギラルに不信感を抱いた矢先、大
物政治家ハンク・ゴンザレスがフアレスの土地を買いたいと言い出します。これに
反対するアギラルを、アマドは殺害します。一方組織の撲滅を図るウォルトは、ト
ラックの運転手となって潜入捜査を始めます。またフアレスの警察官ビクトルは、
行方不明の少女捜しを頼まれます。


「ナルコ・ジュニア」「グアダラハラ」。
シナロアのエル・チャポたちは、ティフアナのアレジャノ兄弟に邪魔されなかなか
取引がうまくいきません。国境の砂漠を売って欲しいと頼みますが、2年間貸すな
ら合意すると言われます。ベンハミンの誕生日に招かれたチャポは、警官に扮して
アレジャノ兄弟を殺そうとします。計画は失敗しますが、エネディナの新婚の夫が
殺害されます。ティフアナの新聞「ラ・ボス」の若手記者アンドレアは、「ナルコ
・ジュニア」と呼ばれる裕福な家庭の子息がマフィアと繋がって組織化する様子を
取材していました。


「共同戦線」「新たなボス」。
ベンハミンたちがチャポを空港で襲撃した事件で、流れ弾に当たって枢機卿が亡く
なってしまいます。世論に押され大統領が関与するほどの大騒ぎになり、ベンハミ
ンとチャポはお尋ね者に…。この状況で移動するはずだったウォルトは志願して元
の職場に戻り、レボジョ将軍率いるメキシコ軍とともに襲撃および枢機卿殺害の実
行犯を追うことになります。やがて潜伏先に裏切られたチャポは刑務所に送られま
すが、そこにはドン・ネトが服役していました。失踪した少女のことが頭から離れ
ないビクトルは、少女たちが自動車部品工場に通勤していた共通点に気づきます。


「ラ・ボス」「最後のひと仕事」。
アンドレアたちの「ラ・ボス」の配達車が爆破され、編集部に緊張が走ります。編
集長は記事をすべて無記名にして記者を守ろうとしますが、アンドレアは読者から
信頼をなくすと反発します。兄アルフレドと共に身を潜めていたアレックスは、携
帯履歴から居場所がばれて急襲され逮捕されます。アレジャノに襲われたアマド、
船を燃やされたマヨ、組織を壊滅させられたチャポは、結託してティフアナに宣戦
布告をします。ウォルトが異動したとは知らずDEAに電話したビクトルは、ハイメ
に情報提供をする代わりに少女の爪に残された皮膚のDNA鑑定をして欲しいと依頼
します。


「真実」「戦いの日々」。
ドン・ネトやチャポたちが入っている刑務所に、逮捕されたグェロが入って来ます。
グェロは囚人たちの心を掴むのがうまく、チャポを馬鹿にして地位を低下させます。
ドン・ネトはグェロを殺さないとボスにはなれないと、チャポをけしかけます。ア
ンドレアたちは資料や新聞記事を捜し続け、ソフィアという女性を糸口にしてアマ
ドたちの資金がウォルトの上司レボジョ将軍に流れていたことを突き止めます。将
軍は逮捕されますが、ハンク・ゴンザレスまで資金の流れを調査することはできま
せんでした。そのどさくさで命が危ないアレックスを、ウォルトはサンディエゴに
連れて行きます。


アルフレドとアレックスの兄弟は、もの哀しい感じでした。他の家族は、どうなっ
てしまったのでしょうか。チャポのお話はこれからですし、アマドも何となく生き
ていそうな気もしますが、シリーズはファイナルのようです。