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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス&フェイブルマンズ&AIR&TAR/ター [映画・演劇・コンサート情報]

「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」。
エブエブ旋風を巻き起こした、アカデミー賞作品です。ある時突然、いくつもの
世界が並行して存在するマルチバースに飲み込まれてしまった1人の女性が、やが
てそれぞれの世界に存在する別の自分の記憶や特殊能力を手に入れます。すべて
の世界に迫る重大な危機は回避できるのか…。
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ミシェル・ヨーさん好きなのですが、ちょっと期待が高過ぎました。マーベルで
マルチバースを見過ぎて展開そのものがお腹いっぱいになってしまったのと、カ
ンフー映画のリズムが好きになれないので、これはおもしろくなかったなぁ…。
よって「シャン・チー/テン・リングスの伝説」もダメでした。

最近アカデミー賞って、LGBTQとかアジア系映画に配慮し過ぎじゃないでしょう
か。以前だったら受賞していた作品なのかなぁ…。


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「フェイブルマンズ」。
スティーヴン・スピルバーグの幼少期・思春期を、本人が作品にしたものです。
主人公のサミーは幼い時に見た映画『地上最大のショウ』が忘れられず、映画制
作にのめり込んで行きます。
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サミーの母役のミシェル・ウィリアムズが、精神的にアンバランスですが自由奔
放な女性をうまく演じていました。せつないお話です。


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「AIR」。
1984年シューズメーカーのナイキはバスケットシューズで人気がなく、コンバー
ス、アディダスに遠く及ばず低迷が続いていました。営業のソニーは、CEOから
バスケットボール部門の立て直しを命じられます。妙案が浮かばず苦悩するソニ
ーはマイケル・ジョーダン選手に目を付け、1人に絞って契約しようとしますが彼
はナイキが嫌いでした。
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ロブ・ストラッサー役で、「オザークへようこそ」のジェイソン・ベイトマンが
出ています。

「TAR/ター」。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団で、女性としてはじめて首席指揮者に任命
されたリディア・ター。天才的能力とたぐいまれなプロデュース力でその地位を
築いた彼女でしたが、マーラーの交響曲第5番の演奏と録音のプレッシャーと、
新曲の創作に苦しんでいました。
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アカデミー賞に選ばれる作品って、今年はかなり変わっていましたね。この映画
もそうです。主演のケイト・ブランシェットのために監督が作ったらしく、実在
の人物ではないのですが、それだけにケイト・ブランシェットがムチャクチャ格
好いいです。レズビアンの彼女はまるで宝塚の男役のように颯爽としていて、仕
事ができる男性そのもの。でも演じているのは、ちょっと前にセクハラで訴えら
れたハリウッド関係者のような状況です。そして衝撃のラスト。なぜ、こうなっ
た…という思いは、観た後もずっと続きました。
芸術作品→ミステリー→コメディ?、得体の知れない感覚は、エブエブと同じで
すね。中途半端さは、わざとなのか…。

結論は、ケイト・ブランシェットは天才ですw。


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