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SHOGUN 将軍 按針、二人の主君に仕えて、明日は明日、八重垣、父の怒り、うたかたの女たち、線香一本の時、奈落の底、紅天、夢の中の夢 [映画・演劇・コンサート情報]

「ゲーム・オブ・スローンズ」に匹敵する予算を使い、真田広之さんが
主演とプロデューサーを兼ねた作品です。昔三船敏郎さんが主演をした
映画もありましたよね。

「按針」「二人の主君に仕えて」。
1600年、吉井虎永の領地にヨーロッパ船が漂着します。乗組員のジョ
ン・ブラックソーンはイギリス人で、虎永の家来樫木藪重に捕らえられ
大坂に送られます。大坂では石堂和成たちの反虎永勢力が、何とか虎永
の力を削ごうと躍起になっていました。石堂の挑発に激高した家来の宇
佐美忠義は大事な評定で声を荒げ、息子とともに切腹することになりま
す。妻の藤は、まだ赤ん坊の息子を渡すまいと抵抗するのですが…。
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「明日は明日」「八重垣」。
虎永の屋敷に按針を狙った刺客が入り、樫木は虎永に呼び出されます。
樫木は石堂との謀議がばれたかと死を覚悟しますが、虎永は正室桐の方
と按針、鞠子たちを樫木の領地網代に運んでくれたら駿河をやろうと提
案します。石堂が目を光らせるなか一行は出立しますが、その中には桐
の方に扮した虎永自身もいました。鞠子の夫戸田広勝の奮戦でポルトガ
ルの黒船に乗り込んだ虎永は、船長と交渉し按針を大坂に残すことにな
ります。しかし按針は…。
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「父の怒り」「うたかたの女たち」
虎永が、死んだと思われた鞠子の夫広勝と共に帰って来ました。そして
石堂の司令官根原丞善を、息子の長門が殺してしまった事に激怒します。
しかし本心ではこれにより石堂が兵を挙げる口実となり、自分たちの陣
地に攻めて来るきっかけになると喜びます。樫木は自分の落ち度を責め
られると思い、丞善を殺すアイデアは自分の甥である央海のものかもし
れないと伝えると、虎永は央海に大砲隊の采配を任せると言い出します。
広勝は、按針の屋敷で鞠子とともに暮らすことになります。
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「線香一本の時」「奈落の底」。
石堂らとの対決を決意した虎永は、疎遠になっていた異母弟の佐伯真辰
を同盟を結ぶために呼び寄せます。虎永はお菊に佐伯を接待させ、豪華
な宴会を催します。しかしその最中、佐伯の大軍が網代を包囲します。
虎永が降伏し大坂に出向く事を条件に、佐伯は大老になることが約束さ
れていました。虎永は仕方なく佐伯に降伏し、翌日大坂に出発すると誓
います。安心した佐伯はお気に入りの菊の接待を受けに茶屋に戻ります。
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「紅天」「夢の中の夢」。
大坂へやって来た鞠子は、石堂に虎永の命で妻たちを連れ明日大坂を発
つと宣言します。誰も囚われている者はいないという石堂の言葉通りな
らいつ出立してもよいのですが、石堂が人質の解放を許すはずがありま
せん。鞠子の息子の説得をも頑として聞き入れず、翌朝彼女は門を出て
行こうとします。激しい乱闘となりますが鞠子は突破することができず、
今度は日没に自害すると申し出ます。今にも自刃しようとした時、石堂
がやって来て鞠子に通行許可を与えます。
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原作そのものがジェームズ・クラベル作で何だか変な時代劇なので背筋
がぞわぞわして落ち着きませんが、結局最後まで感想は変わりませんで
した。プロデューサーとして、真田さんがハリウッドの変な日本人像を
払拭しようとしているのはわかりますし、ある程度は成功していると思
います。ただ感情移入しようとすると、「日本人はこんな事はしない」
「そんな感じ方はしない」という一点にぶち当たってしまいます。
これが限界なのかなぁ。映像は豪華でしたが奇をてらった時代劇でした。
むしろ外国の方の、高評価が怖いです。

「忍びの家」同様、欧米人が大好きなモチーフなのですが、本当はもっ
ともっと日本の歴史作品の良さを世界にアピールしたいものです。
そして鞠子様、若干ごついですw。

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