好み意傳坊 菊水楼＆古代あなら寿し うめもり 奈良

奈良で一番格式が高い料亭旅館、菊水楼。


黙って座れば○万円なのであまり近づけませんが、その名店に「好み意傳坊」を
買いに行きました。




本館に行くと「別館で売ってますよ」ということだったのですが、フロント風の
場所に誰もいない…。一生懸命呼んでいると、若いスタッフが通りかかりました。
「『好み意傳坊』を下さい。」「？　何ですか？　それ。」

ムムム、菊水楼の方が知らないとなると、ちょっと厄介。
でもフロントにパンフレットがあったので、「これです」と指差しました。


それでも女性スタッフは、「？？？」状態。そこへ運良く板前さんが通りかかり
ました。板さん、即座に理解。袋に入れて、渡してくれました。1,050円。




そして「『春日若宮おん祭』の時には、これを2升作るんです。小さく丸めて延々
と作るので、途中で眠たくなっちゃうんです。大変です。」とお話して下さいまし
た。すごいなぁ。これも全部手書きだそうです。




140年ぶりに復活した意傳坊。板さんのおっしゃる通り、もち米、ゴマ、アズキ、
サンショウ、ケシ、味噌の６品を「麦粒の如し」との記録通り小さく丸め、山盛
りにして結び昆布を添えるそうです。


祭りに奉仕する大和士が、お神酒を飲む際に食べた塩辛い菓子で、酒の肴ですね。
私も、お酒のアテにいただきました。ピリッとした味噌…という感じでしょうか。




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夕飯に買って来た「うめもり」のお寿司。


わさび葉寿し（数の子、鯖）、古代あなら寿しのセット。


わさび葉寿し（鯖、サーモン）、古代あなら寿司のセット。


「古代あなら」とは、穴子、奈良漬け、古代米をミックスした名前だそうです。
組み合わせ的には成功だと思います。おいしかったです。強いて言えば、奈良漬
けがわかりにくかったかなぁ。3つの中で、一番値段が高いですもんね。