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チャイルド44 森に消えた子供たち&太陽に灼かれて&戦火のナージャ&遙かなる勝利へ [映画・演劇・コンサート情報]

「チャイルド44 森に消えた子供たち」。
1950年代のソ連を舞台に、子供ばかりをターゲットにした連続猟奇殺人事件の
真相を暴こうとする秘密警察捜査官のお話です。
「ターミネーター:新起動/ジェニシス」でジョン・コナー役を演じたジェイソン・
クラークが、チラッと出演しています。「ゲーム・オブ・スローンズ」のタイウ
ィン役、チャールズ・ダンスも最後に登場。
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スターリン時代「殺人は、資本主義の病である」とされ、その存在を認めない
指導部の迫害の中で捜査が行われるわけですが、そのロシアの特殊性がどうも
描ききれていない感じです。ノオミ・ラパスがスウェーデンの女優さんらしく
味がありますが、やっぱりイギリス人ではなかなかソ連を表現するのは難しい
のかも…。そしてあれだけの事をしていて、ハッピーエンドの結末は不可能だ
と思います。

体制批判としても、猟奇殺人事件としても、中途半端でした。どっちかに絞っ
て極めると、すごい名作ができたかもです。惜しい。


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「太陽に灼かれて」。
「チャイルド44」を観ていてロシア映画に興味が出て、「太陽に灼かれて」を
借りて来ました。同じスターリン時代のお話です。
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ここでも「チャイルド44」同様、革命の英雄や秘密警察が出て来ます。当時、
よほど密告や粛清があったのですね。最初の方は穏やかに緩やかに映像が流れ
ますが、後半は一気にお話が展開します。


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「戦火のナージャ」。
「太陽に灼かれて」の続編で、15年以上経って創られています。
銃殺されたはずのコトフは実は収容所で生きていて、自殺したはずのドミトリも
未遂だったのか、秘密警察で出世しています。獄死したと最後のテロップに出た
母マルーシャはドミトリの庇護下で暮らしていて、ナージャも党の少年少女団に
属し元気です。そこから物語が始まるのですが…。
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スターリン役の俳優さんが、そっくり過ぎて怖いですw。そし彼の顔をケーキに
埋めてしまうの幻想が、シュール過ぎます。でもそのスターリンの目を逃れて、
コトフ一家を助け出すことなどできるはずがありません。それこそ幻想ですね。
そして3時間の超大作ながら、結論はなく「遙かなる勝利へ」へ続きます。


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「遙かなる勝利へ」。
ナージャシリーズの第3弾。段々お話がわからなくなって来て、途中これはコメ
ディだったのかと思う場面もあり、名作なのか駄作なのか混乱します。
最後はコトフとナージャが再会するのですが…。ロシア映画というのは、素人が
観るにはちょっと特殊ですね。もうちょっと勉強します。
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遥かなる勝利へ [DVD]


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