北前船屋敷＆小浜聖ルカ教会＆蓬嶋楼 福井

武生から、小浜に向かいます。小浜は鯖街道の起点として有名ですが、北前船の拠点と
して栄えた町でもあります。町の東北の海側、宗像神社周辺には、その名残が残ってい
ます。


北前船屋敷や千石荘と呼ばれる屋敷を持っている、旅館の「福喜」。
泊まると、見学させてくれるようです。


北前船屋敷。




魚屋さん。


途中、聖ルカ教会に寄りました。すごく変わった形の教会です。
周囲をウロウロしていたら、ちょうどミサの開始時間の前だったので、内部に入れて下
さいました。


船底天井です。




堤防ができたので、土台の煉瓦を造ってかさ上げしたそうです。


続いて、町の中心部へ。常高寺です。
浅井三姉妹、茶々、初、江の、初さん（常高院）が建立した菩提寺。


ここは変わっていて、石段の途中にJR小浜線の線路が走っています。


今は立入はできません。


海へ続く道です。


最後は三丁町。町の西にある、お茶屋街です。


料亭の播磨。昭和56年開業で新しいお店ですが、今でも芸妓さんを抱えているそうです。


播磨の女将さんが経営している、こんにゃく屋さん。


庚申さんの、みがわり猿。奈良町と同じですね。


その中の一軒、蓬嶋楼。土日祝だけ公開している、元遊郭です。
無料なのですが、ボランティアの方が丁寧に説明してくれます。


帳場。




村田さんの「田」マークと、縁起を担いだ電話番号329（み福）、村田の田の字も「む
ら多」に変えています。


二階の座敷。三日月の形。


控えの間の満月の形。二つで一つだそうです。


お座敷の後の、遊女さんとの空間。


この階段の近くにはトイレがあって、階段を上げて汲み取りをしたそうです。
今でも動きます。


オシャレですね。


遠くで見ると太い桟ですが、


近くへ行くと細い桟を組み合わせています。きれい。




ゆがんだ古いガラス。ゆがんでないのは、新しいガラスに変えた部分です。
映っている電線を見て下さい。



若狭 漁船 鰈網（歌川広重）