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わたしは、ダニエル・ブレイク&グランド・イリュージョン 見破られたトリック&ペンタゴン・ペーパーズ&シェイプ・オブ・ウォーター [映画・演劇・コンサート情報]

レンタルDVDで観ました。

「わたしは、ダニエル・ブレイク」。
イギリス北東部ニューカッスルで大工として働くダニエル・ブレイクは、心臓を患い
医者から仕事を止められます。国からの援助を受けようとしますが、複雑な制度のた
め満足な補助を受けることができません。ある日シングルマザーのケイティと2人の子
供たちを助けたことで絆を深めていきますが、ダニエルもケイティもどんどん経済的
に追い詰められていきます。
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どこの国にも、こういうことってあるんですねぇ。北欧はないのかなぁ。誰でもお役
所で経験する腹立たしいことが、「あるある」で出てきます。最後は涙が出ました。
ちょっと「幸せなひとりぼっち」に似ていますが、こちらの方が社会派です。


わたしは、ダニエル・ブレイク [DVD]








「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」。
1年以上の潜伏を経て、フォー・ホースメンが再び動き出します。今回のターゲットは
大手IT企業オクタ社。オクタが主催するイベントを乗っ取り、携帯電話事業に隠され
た陰謀を暴き出すのが目的です。ところがホースメンが会場に姿を現した途端、その
イベントはさらに別の何者かに乗っ取られ、ホースメンは緊急脱出用シューターで逃
げるはずが、出て来た場所はなんと中国のマカオでした。
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前作の「グランド・イリュージョン」は手品の趣向を取り入れた斬新な作品で、テン
ポも早くおもしろかったです。前作を観ていないと今回は意味がわからないと思いま
すが、観ていた私もテンポの速さが災いして混乱しました。さらに手品というよりは
催眠術が主になっていて、トリックもあり得ないを通り越して無理があり過ぎ。
さらに悪役のダニエル・ラドクリフが、ぜんぜん怖くないのです。背が小さいし迫力
はないし、コメディアンというには真剣に演じているし。ハリー・ポッターの限界を
感じました。


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「ペンタゴン・ペーパーズ」。
ベトナム戦争が泥沼化した1971年、戦争を分析・記録した国防省の最高機密文書=
通称「ペンタゴン・ペーパーズ」の存在をニューヨーク・タイムズがスクープし、政
府の欺瞞が明らかにされます。ライバル紙でもあるワシントン・ポスト紙は、亡き夫
に代わり発行人・社主に就任していたキャサリン・グラハムが、資金力を持つために
株式上場をしようとしていました。編集主幹のベン・ブラッドリーは、政府から差し
止めを受けたニューヨーク・タイムズを出し抜くため文書の入手に奔走し、ついに手
に入れます。
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会社経営を考えるキャサリンと、正義を追求するベンの対立がおもしろかったです。
ベンの「政治家の友人と記者は両立しない」という言葉は、本当にそうだと思いまし
た。メリル・ストリープの社主は、男女差別の時代背景の中、ヒステリックにならず
静かに格好よかったです。


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「シェイプ・オブ・ウォーター」。
1962年、政府の極秘研究所で清掃員として働くイライザは、ある日施設に運び込ま
れた不思議な生物を清掃の合間に盗み見てしまいます。彼の奇妙な、でもどこか魅惑
的な姿に心を奪われた彼女は、周囲の目を盗んで会いに行くようになります。次第に
2人は心を通わせ始めますが、イライザは間もなく彼が生体実験の材料になることを
知ってしまいます。慌てた彼女は、アパートの隣人であるジャイルズとともに、救出
作戦を企てるのでした。
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大人の童話です。全編、不思議でなつかしい雰囲気に包まれています。感動するかと
いうとあまりにも突飛な話でピンと来ませんが、作り込まれた映像の美しさはすごい
と思います。


The Shape of Water


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