ウィッチャー 終わりの始まり、マルク、裏切りの月、宴,命,葬、内なる望み、神秘なる生物、崩壊の前に、運命を越えて

Netflixを観ていて興味はあったのですが、どうしようか躊躇していました。
ゲームの「ウィッチャー3」をやった後で、世界観が違ったらおもしろくないかも…
と思ったのです。

「終わりの始まり」「マルク」。
怪物キキモラを退治したウィッチャーのゲラルトは、報酬を求めてレダニアにある
ブラビケンの町へやってきます。ゲラルトが酒場に立ち寄ると、男たちに難癖をつ
けられます。ウィッチャーは、人々に忌み嫌われる存在だからです。ゲラルトと男
たちは一触即発の状態になりますが、レンフリと呼ばれる女性によって仲裁されま
した。そこへマリルカという少女が現れ、ゲラルトを町の有力者イリオンのもとへ
案内します。イリオンが住んでいるという塔は魔力で守られており、住んでいたの
はイリオンに成りすました魔術師ストレゴボルでした。彼はレンフリを殺すように
依頼してきます。


シリと会う前のゲラルトが描かれます。ゲームの世界よりは若いゲラルトですが、
実年齢は100才を超える人物なので何でもありです。このポーランドの原作は叙事
詩のような大作なので、ちょっと手に取るのを躊躇していた私にとってはありがた
いドラマです。


ゲームのゲラルト


ドラマのゲラルト

「裏切りの月」「宴、命、葬」。
ゲラルトは、テメリア人からウィッチャーが怪物退治を引き受けたのに金を持って
逃げたと非難されます。ウィッチャーの名誉にかけて怪物退治を安く引き受けたゲ
ラルトは、国王フォルテストに会いに行きますが彼は怪物退治には消極的です。宮
廷魔女のトリスの協力を得てウィッチャーの死体を確認しますが、彼は持ち逃げな
どしておらず呪いをかけられたストリガに襲われたことがわかります。ストリガの
母親は亡くなった王の妹アダ姫で妊娠したまま埋葬されましたが、彼女に恋した廷
臣オストリットが呪いをかけたのでした。


美しいイェネファーにこんな秘密があったとは…。イェネファー、冷静な人だと思
っていましたが、感情的で権力欲が強いんだなぁ。意外でした。

「内なる望み」「神秘なる生物」。
エイダーン王国に見切りをつけたイェネファーは、魔法協会を離れリンデの町で魔
法相談を仕事にしていました。ある日リンデの市長ボウ・ベラントがイェネファー
の店にやって来て、「魔法を使う者には税金を納めてもらう」と迫ります。イェネ
ファーは逮捕されますが、彼を魔法で操って市長邸を私邸として使い始めます。あ
る日ティサイアが30年ぶりに屋敷に現れ、美貌と引き換えに子宮を取り戻そうと画
策しているイェネファーに警告します。ティサイアは、アツレザへ戻るように説得
しますが、イェネファーは頑として拒否します。その頃ゲラルトは不眠に悩んで…。


「崩壊の前に」「運命を越えて」。
イェネファーは原点であるアツレザに戻ることになり、そこではニルフガード軍が
シントラに侵攻しようとしている問題について話し合いが始まります。一方ニルフ
ガードの大軍がシントラへ向かっているのをアメル峠で見たゲラルトは、「驚きの
子」である王子（王女）を守るためシントラへ行きます。しかし孫娘シリをどうし
ても渡したくないキャランセ女王は、嘘の少女をシリとしてゲラルトに会わせたり
挙げ句の果てに彼を投獄してしまいます。エムヒル率いるニルフガード軍がシント
ラを襲った時、ゲラルトは脱獄してシリを探しますが入れ違いに彼女は逃げてしま
います。


原作もゲームも見ていない方にとっては、時間が行ったり戻ったりするので何が何
だかわからないお話だと思います。次の「ロード・オブ・ザ・リング」
「ゲーム・オブ・スローンズ」だという声もありますが、端折り過ぎて物語に深味
はありません。シーズン2があるそうですが、どうなるのでしょうか…。