天王寺七坂 大阪

四天王寺を出て、上町台地をブラブラ歩いてみることにしました。
上町台地というのは、大阪城がある台地です。北が大阪城、南は帝塚山あたり。
大阪の街はこの台地から発生して、埋め立てを繰り返しどんどん海の方へ拡がっ
ていきました。

そのせいで天王寺周辺は、坂道だらけです。これを「天王寺七坂」と言います。
順番にたどってみると…。

四天王寺を出て、1つ目の坂「逢坂」を下って行きます。一心寺の前を通ります。
桜と人でいっぱいでした。


遠くには「通天閣」も見えます。


2番目の坂「天神坂」。小さい子供が坂を駆け上がり、降りて来て遊んでました。
足腰が鍛えられそうです。安居神社（天神さん）の横の坂です。


安居神社は、真田幸村が戦死した場所です。


清水寺にある、3つめの「清水坂」。


愛染さんと呼ばれて愛される勝鬘院の近くの坂「愛染坂」。4つめ。




5つ目の「口縄坂」。
「くちなわ」とは、蛇のことです。「くちなわ」とキーボードから入力すると、
「蛇」が出て来ます。


坂の途中に「善龍寺」というお寺があるのですが、そこの桜は見事でした。




坂の下から見上げると、紅と白が重なっていてとてもきれいです。


途中のお寺では、庭の桜を無料公開していました。
「鯛屋貞柳」って誰？と思って帰って調べたら、江戸中期の狂歌師だそうです。




6つ目の「源聖寺坂」。
お寺の壁が崩れて、トタン板なのが残念ですねぇ。




静かな街並に突然ラブホが…。
　



桜の下におじ様方が…。桜を愛でて…と思ったら、骨董市のようでした。


「生國魂神社」。地元では、「いくたまさん」と親しまれています。




最後の坂、「真言坂」。


坂の下から見ると、こんな感じ。


坂を登ったり下りたりしながら、谷九（谷町九丁目）に出ました。
桜もきれいでしたが、何しろお寺の数が多いのに驚愕。その密度と言ったら、京
都なんか目じゃないですねぇ。さすが寺町。こんなお花見も楽しかったです。