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ウェイバック-脱出6500km-&エイミー&ニーチェの馬&のぼうの城 [映画・演劇・コンサート情報]

「ウェイバック」。
シベリアの収容所から脱走して、6500km逃げた実話を元にした映画です。
でも本当のところは、わからないらしいですが…。
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後5年もすると、この収容所に日本人がたくさん送られるのか…と思うと最初か
ら複雑な気持ちになります。

コリン・ファレル、悪役ですがめちゃくちゃ似合いますねw。途中で仲間たちと
は決別するのですが、ただ別れるだけでなく最後に悪いこと(仲間を売るとか)
するのかなぁ…と思ったら、ただ別れるだけでした、ハハ。

結局インドへ到着して、ベルリンの壁が壊れてから奥さんに会いに行くわけです
が、この主人公、本当は歩きたかっただけの冒険野郎かも。街道を歩いている私
は、同じ臭いを感じます。


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「エイミー」。
大好きな父親を目の前で失ったエイミー。それ以来、耳が聞こえなくなり、声も
出なくなってしまいます。1998年のオーストラリア映画。
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エイミー役の子役の演技が絶品です。彼女の障害はストレスによるものなので、
相手が歌に乗せて言葉を話すと耳に入るし、歌として言葉を発することはできま
す。だから全編、軽いミュージカルのような感じになっています。これが成功し
ていて、複雑な人間関係の中で生きる町の人々を明るい感じに変え、後味がよい
です。

それにしても、この子、歌がめちゃうまい! 今でも歌手として音楽に関わって
いるようです。そうだろうなぁ。


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「ニーチェの馬」。
ウォーキングに向くのかなぁ…と観るのに躊躇した作品です。何しろニーチェで
すからね。哲学、まったく興味がないし。タイトルは、御者に鞭打たれる馬を見
て奮い立ったニーチェがそこへ駆け寄り、馬を守ろうとしてその首を抱きしめな
がら泣き崩れ、やがて昏倒し発狂した…というところから来ています。暗っ。
ハンガリー映画です。
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馬が重い荷物を引いて歩くシーンでは、ウォーキングをしている私が馬になった
ような錯覚に陥ります(笑)。カラーではなく、しかも最初無声映画かと思った
ほど台詞も少ないので、予想通り歩きながら入り込んで観るには、つらかったで
すね。

荒野に暮らす農民の父娘の6日間を描いているのですが、最初1日を30分ほどの
時間で描いているので、あれ?これ、3日ぐらいこのままで行ったら、映画終わ
るなぁ…と心配になりました。
後半少しだけ展開が変わるのですが、でも井戸が枯れ、馬が死に、油がなくなり、
食べ物が減り、このまま2人は死んでいくの?…というところで終わっています。

重厚な作品で、ドキュメンタリーのように淡々と人の生活や死をみつめていて、
ちょっと癖になりそうな内容です。今のハリウッド&日本の映画界で、これだけ
のものを撮れる人はいないでしょう。そういう意味では、歩きながらではなく、
じっくり観る映画でした。


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「のぼうの城」。
お正月だったので中に入れなかった忍城ですが、その忍城を攻める石田三成、守
る城代・成田長親のお話です。
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忍城の記事はこちら

石田三成が陣取ったところはこちら

主演が野村萬斎ということで、狂言を見ているようなおもしろさがありました。
普通の時代劇のようなシリアスさもないし、ストーリーもそれほど内容はないの
ですが、終わってみると合格点だと思います。

特に私は忍に行っているので、映画のラストに出て来る現代の行田をなつかしく
拝見しました。


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