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脇本陣 奥谷&妻籠宿本陣 長野 [中山道ゆっくり散歩・完歩]

ちょっと長くなってしまうので、妻籠編を別に記事にします。

妻籠では、脇本陣と本陣を見学しました。まず脇本陣の奥谷家。
本陣へ行くと、先にこっちで説明を聞いてくれ…と言われます。
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最初に2階から拝見します。急な階段。
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立派なお雛様などが飾られていました。
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政治家が密談した部屋。扉を閉めると、押し入れのようでわかりません。
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下へ降りて来ると、説明員の方が囲炉裏に火を入れて下さいます。
昔は木の台があるところが主人の席で、台に足を置き、火の近くまでいけ
たそうです。女性は板の上に座り、子供は末席で寒くて煙も来る最悪な位
置だったとか。女の子なんて、悲惨だろうなぁ。昔に生まれなくてよかっ
たです。
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奥谷家は、脇本陣の副業に酒造業をやっていました。
本陣は副業を許されないので、どこも脇本陣の家の方が明治まで残ったの
かなぁ…。
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木曽の桧を山ごと持っていても、江戸時代は尾張藩がしっかり管理して自
分で使うことはできませんでした。その後明治になると国有林になってし
まったのですが、ここの当主はそのわずかな切り替えの時に、全部伐って
このお家を建てたそうです。先を見る目があったんですね。柱はものすご
く太く立派で、黒光りしていました。

偉い人専用の門。明治天皇がここからいらしたそうです。
狼藉者が侵入しないように高い塀で囲ってあり、下には池を作って防いで
います。
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本陣よりは、庇が短いとのこと。
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明治天皇が立ってお茶を召し上がるために、特注で作らせたテーブル。
裏書きは、奥谷のご主人が記念にしたためています。
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明治天皇のために作られたトイレ。でも一度も用を足すことなく、それ以
来使われていません。
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お風呂の天井。これ、どこかで見たなぁ…。
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御師旧外川家住宅かなぁ。

建物を出ると、資料館があります。
奥谷家は島崎藤村の初恋の人、おゆふさんの嫁ぎ先でした。
「まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき…」の人です。
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ずっと家族ぐるみの交流はあったようで、藤村からいろいろな贈り物をも
らっています。
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おゆふさんの持ち物。立派な櫛や鏡です。
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個人的に感動した、妻籠あたりの木の切り出し風景。
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この足場はすごいですね。
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妻籠の年貢は米ではなくて木材だったようで、これで木を採りつくし、集
積地は上松に移ったようです。




続いて、復元された妻籠本陣です。
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脇本陣に比べて、庇が長いですね。敷台と呼ばれる床も広いです。
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郵便資料館。
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枡形。凍ってすべります。
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下嵯峨屋。当時の庶民の住居のようです。
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延命地蔵堂。
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上嵯峨屋。木賃宿だった建物。
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宿場の端っこには、大きな藁の馬が…。
藁馬を作っているお宅のようです。
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