グランド・ブタペスト・ホテル＆セッション＆完全なる報復＆シンデレラ

「グランド・ブタペスト・ホテル」。
かつてヨーロッパ最高峰と謳われたグランド・ブダペスト・ホテル。そこには伝説の
コンシェルジュ−グスタブがいました。ある日、長年の顧客であるマダムDが殺される
事件が発生し、遺言で高価な絵画がグスタブに贈られることになります。それを巡っ
て大騒動が始まるのですが…。


一瞬、三谷幸喜監督の「有頂天ホテル」を思い出す構成なのですが、どちらかという
とチャップリン的な反戦コメディーになっています。恐ろしい出来事を淡々と描いて
いるのでそれが演出方法なのだと思いますが、漫画をコマ送りで見ている感じでこち
らも冷静に鑑賞を終了してしまいましたｗ。











「セッション」。
ジャズドラマーを目指すアンドリューは、フレッチャー教授の目に留まり、地獄の特
訓を受けます。血みどろの練習をし、折角付き合った彼女を捨てて頑張る彼は、いつ
か精神的に追い詰められて行きます。


このドSのフレッチャーですが、生徒を育成するために鬼コーチをしているのかと思
いきや、そうではない部分に恐ろしい闇を感じます。でもこういう事って、大人の世
界の現実にあると思うのは私だけでしょうか。
ジャズ界の方々には駄作という評判ですが、人間ドラマとして観ると、とてもおもし
ろい作品です。








「完全なる報復」。
妻子を残虐に殺された男が、犯人だけでなく周囲の弁護士、検事、裁判官、市長まで
に報復をしようとするお話です。最初のうちはまだよいのですが、後半展開がエスカ
レートし過ぎて、荒唐無稽な感じになってしまったのは残念でした。アメリカの司法
取引というのがどの程度のものなのかよくわかっていないので、今一つピンと来ず。
「300」のジェラルド・バトラーの顔が、相変わらず濃い…ｗ。












「シンデレラ」。
女性の憧れ、シンデレラｗ。女の子のいるファミリーで観ると、楽しいと思います。
主演のリリー・ジェームズは、まったく気づきませんでしたが「ダウントン・アビー」
の奔放なレディー・ローズ・マクレア役だったそうです。


王子役は、「ゲーム・オブ・スローンズ」のロブ役、リチャード・マッデンです。
う〜ん、ロブの方が好きです(^^;)。