橋本→（紀伊神谷） 12.4km

蒸し暑い日でしたが、高野街道を歩いて来ました。スペインに出かけたりして、
しばらく歩いてなかったので…。橋本橋を渡ります。


紀の川です。


三軒茶屋大常夜灯籠。


西行庵。ここには、高野街道六地蔵のうちの第一地蔵があります。




この付近では、果物栽培が盛んです。ブドウ畑。


桃。


柿。色づくのは、かなり先ですね。


学文路天満宮の一の鳥居。学文路と書いて、かむろと読みます。
昔は「香室」と書いていたようですが、物狂道士という人がいて学問を地域に
教え、文盲の人が誰もいなかったことから、学文路という地名になりました。


かむろ地蔵。第二地蔵堂は、見逃しました。


南海高野線の踏切を渡ります。


玉屋宿跡。
石動丸のお話で、父親を追って、高野山まで来た石童丸と母親の千里が泊まっ
た宿跡です。


そして道は、険しい登りとなっていきます。


学文路苅萱堂。石動丸の父、苅萱道心、千里ノ前、石動丸、玉屋主人の像が安
置されています。


人魚のミイラがあることでも有名だそうです。


かなり高く上がって来ました。


六地蔵のうち、第三地蔵。




第四地蔵。


上がって来たのですが、ここで一気に急坂を下ることになります。


日輪寺と丹生神社。


九度山のマンホールは、柿です。


元本陣、中屋旅館。赤穂藩士村上兄弟たちが、仇討ちのための密議をした場所。


下りて来たのは、川の橋を渡らなければならないためです。
もう一気にテンションダウン。


ここからまた登りの急坂。これでちょっとへこたれて、前に足が出なくなりま
した。


第五地蔵。


第六地蔵。


1862年浅野家廃絶後の赤穂藩で、尊王派の下級武士13名が佐幕派の家老森主
税と側用人の儒学者村上真輔を暗殺します。しかし尊王派が実権を握ったため、
下級藩士はお咎めもなく出奔しました。村上家は、お家断絶になります。
明治になって、村上家はお家再興が許され、真輔の息子4人は仇討ちの機会を
狙っていました。明治4年に仇討ちは実行されるのですが、これが日本で最後
の仇討ちとなりました。その討たれた人たちのお墓です。


以前山中溪にあった「最後の仇討ち」のお話はどうなったのかなぁ…と思って
調べてみると、最後の仇討ちというのはいっぱいあるようですね。ややこしい。



急坂で体力を奪われて、今回は紀伊神谷駅へ行く道でおしまいです。




（紀伊神谷）→