ブリッジ・オブ・スパイ＆ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス＆FINAL: レボリューション

「ブリッジ・オブ・スパイ」。
冷戦真っ只中のアメリカとソ連。それぞれのスパイによる情報戦が続いていました。
ソ連のスパイの弁護を頼まれたドノヴァンは、彼の死刑を回避します。世間の非難の
中で苦悩するドノヴァンでしたが、ことはそれだけでは済みませんでした。


トム・ハンクス、やっぱりうまいですね。実際にあったお話のようですが、米ソの心
理戦にも似た交渉の駆け引きがおもしろいです。外交ベタの日本には、絶対できない
事でしょうね。個人的には「ベルリンの壁って、あんな感じで手作りでできちゃうん
だ…」と妙に感心しました。











「ルーム」。
誘拐されて7年間も監禁され、その間に男の子ができたジョイ。小さな納屋が唯一の
世界である息子ジャックのため、外の世界を教えるべく逃亡を企てます。


子供の目線も入って、淡々と描かれるドキュメントのような感じです。最初もっと暴
力的なシーンがあるのかと思いましたがそうでもなく、周囲のサポートで普通の暮ら
しに戻っていくジャックを見ていると安心します。ただそれだけに、もうちょっと当
事者の心情を掘り下げて欲しかったですね。










「ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス」。
「ハンガー・ゲーム2」の、続きになります。
ハンガー・ゲームで競技場を爆破した後、チーフ・ゲームメイカーのヘヴンズビーに
よって救出されたカットニスは、幼馴染のゲイルとゲームの参加者フィニックと共に
第13地区で保護されます。離ればなれになっていた母親と妹プリムローズにも再会し
た彼女は、第13地区の指導者であるアルマ・コイン首相から、反乱の象徴「マネシカ
ケス」として反乱軍を率いることを望まれます。悩むカットニス…。


この映画を映画館で観た友達は、前後編に分かれていることを知らず、その場で固ま
ったそうです。集中力切れるし、それほどの内容でもないし、失敗だなぁ。











「ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション」。
ピーターに殺されかけたカットニス。やがてピーターの洗脳も徐々に解け、第13地区
の反乱軍は、スノー大統領が支配するパネムとの最終戦争に突入。カットニスは、ゲ
イル、フィニック、リハビリで参加したピーターらとともに大統領暗殺作戦を決行し
ます。でもそこにはスノーの仕掛けた恐ろしい罠の数々が待っていました。
ハンガー・ゲームの完結編です。


やはり作品を前後編に分けたのは失敗でした。シーンをカットしても、反乱軍の侵攻
をグイグイ見せればよかったのに…。最後も何となく不消化だし。