プリンセスと魔法のキス＆ムーラン＆メリダとおそろしの森＆クルエラ

「ワンス・アポン・ア・タイム」シーズン7で、知らないキャラクターが出て来た
のでDVDを観てみました。

「プリンセスと魔法のキス」。
ニューオーリンズのフレンチ・クオーター。父親の夢を受け継ぎ、いつの日にか自
分のレストランを持ちたいとウェイトレスの仕事を頑張るティアナは、ある日人間
の言葉を話すカエルと出会います。カエルは自分がマケドニアの王子ナヴィーンと
名乗り、呪いでカエルに変えられてしまったのでキスをして元に戻して欲しいと頼
みます。ティアナは王子に戻ったら店を造るという約束で、嫌々ながらカエルとキ
スをしますが魔法は解けません。それどころか、ティアナがカエルに変身してしま
います。


この映画まったく知らなくて、「ワンス・アポン・ア・タイム」でティアナやドク
ター・ファシリエが登場してから観たのですが、なかなかおもしろかったです。
今時のディズニーのヒロインらしく、ダメな彼氏を叱咤激励しつつ自分の道を切り
拓くお姫様です。











ついでに「ムーラン」。もう20年以上前の作品なんですね。
着飾ることが苦手で女性らしい仕草ができないムーランは、家名を守るためのお見
合いの候補にも選ばれず落ち込みます。その頃万里の長城を越えて来たフン族に対
抗するため、各家から男子を1人戦場に出す事になりますが、ムーランの父は以前
の戦争で怪我をして動けません。それでも志願しようとする父を見兼ねて、ムーラ
ンは男装をして軍隊へ向かいます。


ムーランは実写も観てなくて、ストーリーを初めてしっかり知りましたが、よい作
品ですよね。もっとおてんばな女性かと思っていました。











もう1つピクサーの「メリダとおそろしの森」。今はディズニーですが。
舞台は千年前のスコットランド。ダンブロッホ王国の王女メリダは幼い頃から活発
な性格で、成長し少女となった今は自由を愛する弓の名手です。しかしメリダの母
エリノア王妃は王位継承者であるメリダを立派な王女に育てるため、マナーや立ち
居振る舞いなどを厳しく躾けていました。王国の伝統として、平和を維持するため
には国の有力な3人の領主との同盟関係が重要とされ、エリノア王妃は3人の領主と
その息子たちを城に招き最も優れた武勇を示した息子をメリダの夫にしようとしま
す。強引に決められた結婚を嫌がったメリダは競技会に乱入し…。


ここでも女性らしくするのが苦手な主人公が、自分の道を切り拓くお話です。ディ
ズニーは、自分たちが作った「王子様を待つか弱くやさしいヒロイン像」を打ち砕
き童話の意識を変えました。それで水を得た魚のように頑張る女性もあるでしょう
し、生きにくくなってしまった女性もあるでしょうね。











実写ですが、おまけで「クルエラ」。
1968年少女エステラは貧しいながらも、母親と楽しく暮らしていました。しかし
彼女は幼い頃から自己主張が強く、学校でも問題行動ばかりを起こしていたため、
母親からは「クルエラ（困った子）」と呼ばれています。学校に馴染めないエステ
ラの友達は、同じように学校でいじめられていたアニータと偶然拾った犬のバディ
だけでした。ある時学校を退学させられたエステラは、母親と一緒にロンドンに向
かうことになります。ファッションデザイナーを夢見るエステラに、よい環境を与
えるためでした。


ファッションと音楽が、最高に格好よかったです。続編が出るのでしょうね。エマ・
ストーンの演技が凄いです。