ブラック・クランズメン＆マリッジ・ストーリー＆ROMA/ローマ＆プロミシング・ヤング・ウーマン

「ブラック・クランズメン」。
一時期、ハリウッドではLGBTQがテーマになっていたのですが、現在は
逆に黒人差別が取り上げられることが多いようです。この映画もその1つ
で、KKKに白人を装って潜入しようとする黒人刑事のお話です。ここでも
最初の方で「ユダ＆ブラックメシア」のブラックパンサー党への潜入の話
が出て来ます。そしてKKK、黒人解放団体ともに、相手に対する憎悪と悪
口雑言しかないですね。当たり前ですが…。この憎しみの根源は、自分た
ちと肌の色や宗教や習慣が違うというものだけです。最後にはトランプも
出て来ましたが、アメリカの分断は深刻なのでしょう。


「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」でカイロ・レン役を熱演したアダム
・ドライバーがユダヤ人役の刑事で出演しています。そして次の「マリッ
ジ・ストーリー」にも…。

「マリッジ・ストーリー」。
アダム・ドライバーと「ブラック・ウィドウ」「ジョジョ・ラビット」の
スカーレット・ヨハンソンという、旬な二人が夫婦役です。
最初にお互いがお互いの長所を褒める部分があるのですが、実に理想的な
カップルで別れる必要があったのかなぁ…と最後まで思いました。チャー
リーに我慢していたニコールの爆発なのか？　弁護士とかが間に入ると、
泥沼の傷つけ合いですね。


「ROMA/ローマ」。
1970年代のメキシコのお話で監督さんの自伝的物語です。全編モノクロ。
「グリーンブック」が作品賞をもらったアカデミーで、監督賞を受賞して
います。飽きずに観ましたが、作品としては淡々としていてちょっと苦手
です。












「プロミシング・ヤング・ウーマン」。
自殺した友人の復讐のため、行動を起こす女性。このお話は、最初から最
後までマジで怖かったです。主人公の病んでいるキャシーに、なかなか救
いがなくてつらかった…。長い呪縛から解放されて、ライアンと幸せにな
れるかなぁと思ったのに。