ペーパー・ハウス5 行き止まり、生まれ変わりを信じるなら、命のショーへようこそ、天国で待つ人、人生はひとつじゃない、心の安全弁、希望的観測、品格とは、ピロートーク、家族の伝説

「ペーパー・ハウス」のシーズン5です。いよいよファイナル。

「行き止まり」「生まれ変わりを信じるなら」。
シエラに居場所がばれた教授は、銃を突きつけられ拘束されます。金をどうやって
運び出すのか知りたいシエラは、教授の足を撃ち逆さ吊りにして口を割らせようと
します。教授が捕まった事を知った強盗団は、その後の打つ手がないことをラケル
から聞いて絶望します。銀行の外では、タマヨに依頼された軍が突入の準備を始め
ていました。5年前、ベルリンは息子のラファエルと再会して食事をしようとしま
す。その場に今の妻タティアナを連れて来たことに驚くラファエル。さらに強盗に
誘われて、混乱します。


「命のショーへようこそ」「天国で待つ人」。
アルトゥーロを撃ったモニカは心肺停止した彼を懸命に蘇生し、奇跡的に心拍は再
開します。アルトゥーロを見殺しにできないモニカは、警察に解放しようと提案し
ます。同時に総裁たち3人が釈放されます。総裁はアルトゥーロが勝手に暴れたこと
や強盗団が撃たれた彼を助けたことを説明しますが、タマヨはアルトゥーロが死ね
ば彼等に撃たれたことにすると言い放ちます。教授の隠れ家では、マルセイユやベ
ンジャミンもシエラに拘束されピンチに陥っていました。タマヨの記者会見が始ま
り、すべての責任をシエラに押しつける発言にシエラは激怒します。


「人生はひとつじゃない」「心の安全弁」。
防犯ロックを作動させ、展示室にパレルモ、リスボン、モニカ、ボゴタ、リオを閉
じ込めた軍隊は、調理室に逃げ込んだトーキョー、デンバー、マニラをターゲット
にします。サガスタの指示で兵士が調理室のドアを破壊しようとしますが、トーキ
ョーたちは辛うじてドアをコンロ台で塞ぎます。サガスタとガンディアが仲間割れ
をしていると気づいたトーキョーは、ガンディアを挑発し手榴弾を調理室に投げ込
ませそれを軍隊に投げ返します。軍隊の方は大打撃を受け、さらなる殴り合いが発
生しますが…。




「希望的観測」「品格とは」。
タマヨのマンションの住人の部屋に逃げ込んだ教授とシエラは、赤ん坊とともに窓
から脱出します。ベンジャミンは教授から連絡を受けてマルセイユたちとゴミ収集
車を襲撃し、朝になりゴミ箱に隠れた教授とシエラを回収しに行きます。銀行から
計画通り金塊を溶かした金の粒が水で流され、ポンプで圧力をかけられ貯留槽に到
着します。それをベンジャミンたちが溶かして再び金の延べ棒にし、教授が戻った
時にも着実に作業が進められていました。教授は感動します。シエラは出産し教授
と一緒にいるうちに、気持ちがほぐれて強盗団の仲間になることにします。


ここに来て、ベルリンの息子ラファエルの話をなぜ引っ張っているかがわかります。
「ペーパーハウス」の脚本が、しっかりしているのには本当に感心しますね。だか
ら最後までムチャクチャおもしろいのでしょう。

「ピロートーク」「家族の伝説」。
金塊を奪われた教授たちは犯人の跡を追いますが、手際がよくなかなか捕まえられ
ません。その間に銀行に潜んでいたサガスタの部下アルティチェは爆弾を解除し突
入口を確保し、警察が銀行へ入り強盗団は全員逮捕されます。教授はタマヨに自首
すると告げ、金塊の捜索をシエラに任せて銀行へ向かいます。一方ラファエルたち
は金塊をトラックに乗せて土と一緒に運び、その上にプレハブの家を建て芝生を敷
いて犬小屋を置きます。いよいよ最終段階に入った強盗団、最終的にはどうなるの
でしょうか…。


このドラマ、近年稀に見るおもしろさでした。完成度が高い！
またシーズン6でもやって欲しいです。