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カルロス1〜3 野望編、栄光編、完結編&パーカー [映画・演劇・コンサート情報]

5時間30分の大作です。
実際に存在するテロリスト「カルロス」ことイリッチ・ラミレス・サンチェス
の、ドキュメンタリー風のドラマ。
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革命を夢見た男の栄光と挫折の物語ですが、日本赤軍によるハーグのフランス
大使館占拠事件やウィーンのOPEC本部襲撃事件など、最初至るところに日本
人が出て来るので驚きます。

1部は、イリッチ・ラミレス・サンチェスが組織に入って、OPEC本部を襲撃
するまで。下の写真は、オルリー空港襲撃の時です。これで飛行機を撃ちます。
荒っぽいなぁ。
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2部は、OPEC本部襲撃で有名になったカルロスが、後に妻となるドイツ人マ
グダレーナと知り合ったり、シリアの援助を得て華やかに活動します。

写真は、サウジのヤマニ石油相との場面。
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3部は、ベルリンの壁が崩壊する時代背景の中で、アラブ世界の厄介者として
ただの殺人マシンのようになってしまったカルロスが捕まるまで。

しかしこの男優さん、痩せたり太ったり大変な状態です。体は、大丈夫かなぁ。
初めて見るけど、名優だと思います。
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日本赤軍って、自分勝手でメチャクチャな理屈があって、それを語らせると変
に雄弁だけど後はお酒とか女性とか結構怠堕な生活で、それなりに裕福な子供
の趣味的世界から派生してる組織なのかなぁ…と思っていました。そんなのが
あるのは、日本だけだろう…と。

「あさま山荘への道程」の記事はこちら

でも「カルロス」では、似たような人が外国にもいるんだ…とびっくり。
確かに日本人よりはややしっかりしてますが、発想は驚くほど似てます。
カルロスのその発想と実際に戦場で戦っているパレスチナの人やイスラム教徒
の考え方とは、ぜんぜん違うんだろうな。だからカルロスもアラブ世界で浮い
てしまったし、現代ではイスラム原理主義的なテロが起こっているのでしょう。

ソ連が崩壊し、中国が資本主義化している今、もう「革命」という言葉は死語
なのかも。あの時代は何だったのか、その時亡くなった方は無駄死にだったの
か…と考えさせられました。


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人の名前が続きますが、「パーカー」。
「悪党パーカー」という犯罪小説があるそうで、それを知らないと「パーカー」
って誰?、このブルース・ウィリスを細くしたようないけてないおじさんは誰?
ということになります。
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いかにもアメリカ映画…という感じですが、いっぱい人を殺すので、スカッと
する感じはありません。主人公に対する共感も少なめでした。


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solary

5:30 分って… 長すぎやん(^_^;)
パーカーは見たで^^
by solary (2013-10-12 08:02) 

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