藤井彦四郎邸＆近江商人博物館 滋賀

豊郷もそうですが、隣の愛知川、五個荘は、成功した近江商人がたくさん出た
地域です。この日はちょうど「商家に伝わるひな人形めぐり」というイベント
をやっていて、近江商人めぐりをすることにしました。

まず藤井彦四郎さんのお家から。


藤井彦四郎は三代目藤井善助の息子で、糸商として成功しました。
「鳳凰印の小町糸」の発売や「スキー毛糸」の製造を行って財を築き、ここに
昭和9年に迎賓館を建てたのです。


京都の宮大工が造った建築で、今まであまり太陽光を当てていないので創建当
時の状態と変わっていません。その部屋に、お雛様がいっぱい。
ここは他の屋敷と離れていてこの時誰もいなかったので、丁寧に説明していた
だきました。


これは皇族の方がいらした時の部屋。右には、手動リクライニングの椅子があ
ります。


三人官女が3人とも立っているのが、古い様式とか。


琵琶湖を模した立派なお庭。




天井もすごいです。
　

トイレは水洗。便座と蓋は、黒檀でできています。
水がなくなると丁稚さんがタンクに水を運んだとか。
　

外国船を1艘買って、社交場として改造しました。室内は寒いので、暖炉もあ
ります。




これはクジで、木の札を突いて当たったものをプレゼントしました。


瀬田の唐橋などを彫った欄間。
　

藤井家の家訓。細か〜〜〜い。





彦四郎邸を出てからは、近江商人博物館に行き、その後「金堂の町並み」の方
へ歩きました。





大城神社。立派な神社です。さぞスポンサーが、たくさんあったと思われます。


周辺は豪邸ばかり。昭和初期の芦屋…という感じですｗ。