瓔珞 馬上の愛妃、無実か無能か、乱心の裏で、剥がれ落ちた仮面、思惑うごめく親蚕礼、悪妻の最期、予期せぬ内通者、乳母の文

「瓔珞」の続きです。

「馬上の愛妃」「無実か無能か」。
息子の福康安を池に突き落とした、と爾晴に無実の罪を着せられ妓楼に売られた
青蓮は、自害を計り傅恒の前で命を落とします。激怒した傅恒は爾晴に離縁状を
叩きつけますが、母や弟の取りなしを受けて離婚はせず尼寺で謹慎させることに
しました。瓔珞は乾隆帝の寵愛を一身に受け、前例のない馬術の稽古を一緒にす
ることになりますが、瓔珞の馬の餌には薬が混ぜられていました。突然馬が暴れ
出し、彼女は落馬し骨折します。


「乱心の裏で」「剥がれ落ちた仮面」。
皇后の命乞いに免じて皇帝は那爾布を流刑に減刑しましたが、那爾布は牢内で死
亡していました。皇太后の関与で殺されたと訴え、皇帝を罵倒する皇后。狂気を
装い承乾宮から姿を消し、侍女や弘昼を心配させます。しかしそこには計算があ
り、皇帝に負い目を感じさせ弘昼を味方につけるための行動でした。一方愉妃は
命の恩人として息子の永琪に瓔珞を義母と呼ばせますが、ある日瓔珞が永琪に食
べさせた菓子と咳止めの薬が原因で中毒が起きたと騒ぎます。


「思惑うごめく親蚕礼」「悪妻の最期」。
愉妃は純貴妃を失脚させるため、自分を犠牲にして芝居をしたのでした。それに
気づいた瓔珞は、永琪を守っていくと愉妃に誓います。宮廷では、瓔珞が純貴妃
をタコ糸で絞め殺したのではないか、という噂が流れていました。乾隆帝は瓔珞
からの弁明を待ちますが、彼女は最後まで皇帝に会いに行きませんでした。業を
煮やした皇帝は延禧宮を訪ね、舒嬪との約束をすっぽかします。皇后は親蚕礼を
執り行うため皇太后に許可を求めますが…。


以前は悪人を懲らしめる方法が突飛でしたが、この頃あまり工夫がなくて強引で
すね。ネタ切れかなぁ。長い物語ですもんね。

「予期せぬ内通者」「乳母の文」。
太監が虫喰いの薬剤を宮中から持ち出そうとしているところに、乾隆帝が通りか
かります。調べてみると、その中に冬虫夏草が紛れ込んでいました。御薬房に捜
査が入り、瓔珞が避妊のために飲んでいた漢方薬の存在が明らかになります。激
怒した皇帝は真偽を確かめるため延禧宮へ向かいますが、瓔珞は「富察皇后の敵
討ちのために入内しただけで、純貴妃と爾晴が亡くなった今、皇帝はもう必要が
ない」と言い放ちます。