リコリス・ピザ＆竜とそばかすの姫＆ジュラシック・ワールド/炎の王国＆ジュラシック・ワールド/新たなる支配者

「リコリス・ピザ」。
1973年ロサンゼルスのサンフェルナンド・バレーで俳優活動を行う高校生ゲイリー
は、ある日10歳年上のアラナと出会い一目惚れします。しかしアラナは子供のゲイ
リーには目もくれません。やがてゲイリーはウォーターベッドを販売する仕事を始
め、アラナに声をかけます。


実際の人物をモデルにした映画で、他にも俳優や監督など映画関係者が出て来ます。
アラナはただワンランク上の恋人を探して男性を物色しているようにも見えますが、
もうちょっと大人の女性の知的なところがあってもよかったかなぁ。なつかしい人
物、音楽、当時の雰囲気がたまらない方には最高でしょう。私にとっては、ゲイリ
ーの青春グラフィティで終わってしまいました。











「竜とそばかすの姫」。
自然豊かな高知の田舎に住む17歳の女子高校生、内藤鈴は、幼い頃に母を事故で
亡くし父と二人暮らしです。母と一緒に歌うことが何よりも大好きだった鈴は、そ
の死をきっかけに歌うことができなくなっていました。ある日親友に誘われて、全
世界で50億人以上が集うインターネット上の仮想世界＜Ｕ＞に参加することになり
ます。＜Ｕ＞では「Ａｓ」と呼ばれる自分の分身を作り、まったく別の人生を生き
ることができるのでした。


細田守監督の映画です。映像は、圧倒的にきれいですね。ただこの監督の声優さん
じゃなく、俳優さんを使うやり方は嫌いです。宮崎駿監督もそうなんだけど…。
ボソボソしゃべって、あまり心に響きません。発声が違うんでしょうか。作品とし
ても今一つ。美女と野獣やら虐待やらいろいろ入れましたが、最後までまとまりま
せんでした。












「ジュラシック・ワールド/炎の王国」。
ハイブリッド恐竜インドミナス・レックスとT-REXが死闘を繰り広げ崩壊したテー
マパーク「ジュラシック・ワールド」のあるイスラ・ヌブラル島では、火山の大噴
火の予兆が捉えられていました。人類は噴火すると知りつつも恐竜たちの生死を自
然に委ねるか、自らの命を懸け救い出すかの究極の選択を迫られます。テーマパー
クの運営責任者だったクレアは恐竜保護団体を立ち上げていましたが、恐竜行動学
のエキスパート、オーウェンとともに島で保護活動をすることにします。


2018年の作品です。前作の「ジュラシック・ワールド」の後のお話ですが、「新た
なる支配者」を観るにあたって抜けているあらすじを埋めるために鑑賞しました。
評価が低い作品でしたが、確かにお金をかけている割に設定が安易でしたね。イン
ドミナス・ラプトルの扱いも雑でしたし…。唐突にイアン・マルコム博士が話してい
たのも勿体ないなぁ。











「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」。
イスラ・ヌブラル島からアメリカ本土に連れてこられた恐竜たちが、メイジー・ロ
ックウッドの手で人間の世界に解き放たれてから、4年の月日が流れました。恐竜
たちは繁殖して世界中に生息地を広げ、地球上で人間と混在して生息していました。
かつて恐竜のテーマパーク「ジュラシック・パーク」を建造したインジェン社のラ
イバル企業であったバイオシン社が、CEOのルイス・ドジスンの指揮の下イタリア
のドロミーティ山脈に恐竜の保護施設「バイオシン・サンクチュアリ」を設立しま
す。オーウェンとクレアは恐竜の保護活動をしながら、シエラネバダの麓でメイジ
ーと共に暮らしていました。


今回「ジェラシック・パーク」の俳優さんたちも大集合、アラン・グラント博士、
エリー・サトラー博士、前回に続きマルコム博士も出て来ました。
「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」「ゴーストバスターズ／アフターライフ」
方式というのか、なつかしい登場人物によるファン・サービスです。クリス・プラ
ットやポール・ラッドがマーベル繋がりで好きなので、それだけで十分なのですが。

他にも発見があって、「ジェラシック・ワールド」に「LUPIN/ルパン」のオマー
ル・シーが出ていたのに気づかなかったり、「エージェント・オブ・シールド」の
ジャーイン役のディーチェン・ラックマンが出ていたり、あれあれの連続でした。
そう言えば、ルイス・ドジスン、ヘンリー・ウー博士っていましたよね。